「今度の土曜日、ゴルフ行くよね?」
会社の上司や先輩から、こんなふうに誘われて困ったことはありませんか?
ゴルフが好きなら、もちろん問題ありません。
でも、ゴルフをやっていない人や、休日まで会社の人と一緒に過ごしたくない人にとっては、正直かなり悩むところです。
「断ったら付き合いが悪いと思われそう」
「ゴルフに参加しないと出世に影響するんじゃないか」
「上司から何度も誘われるけど、本当は行きたくない」
「コンペでミスしたら怒られそう」
「仕事の延長みたいなゴルフがしんどい……」
こうした会社でのゴルフをめぐる悩みは、いわゆる**「ゴルフハラスメント(ゴルハラ)」**として語られることがあります。
僕自身、ゴルフを始めてから「会社とゴルフって、思っていた以上に距離が近いんだな」と感じる場面がありました。
ゴルフそのものは楽しい。
でも、誰と行くのか、どういう目的で誘われたのかによって、同じ18ホールでも気持ちは全然違います。
特に会社のゴルフでは、上司や取引先が一緒になることもあります。
「楽しめばいい」と言われても、実際にはそう簡単ではありません。
スコアを気にしながら、プレーの進行にも気を配り、上司の機嫌まで気にする。
それでは、せっかくの休日なのに疲れてしまいます。
そこでこの記事では、会社のゴルフで起こりやすいゴルハラについて、どこからが問題になるのか、ゴルフコンペへの参加を強制されたときはどうすればいいのか、そして会社のゴルフを上手に断るにはどうしたらいいのかを整理していきます。
もちろん、ゴルフに参加したくないからといって、すべてが「ゴルハラ」になるわけではありません。
逆に、「仕事だから仕方ない」と我慢し続ける必要もありません。
大事なのは、会社のゴルフと仕事上の付き合いを切り分けて、自分がどこまで付き合うのかを考えること。
もし今、会社のゴルフに誘われるたびに憂うつになっているなら、この記事を読みながら、自分ならどうするかを一緒に考えてみてください。
会社のゴルフは仕事?それともプライベート?

会社のゴルフが難しいのは、仕事なのかプライベートなのか、境目があいまいなところです。
「会社のコンペだから参加して当然」
「上司から誘われたんだから断りにくい」
「取引先とのゴルフだから仕事の一部」
こんな空気がある職場もあります。
一方で、ゴルフは基本的には休日や仕事が終わった後に行うもの。
ゴルフが好きな人にとっては楽しみな時間でも、興味がない人にとっては貴重な休日を使うことになります。
僕はゴルフをやる側なので、「会社の人とゴルフに行くのも悪くないな」と思うことがあります。
ラウンド中は仕事とは違う話ができますし、普段はあまり話さない人と距離が縮まることもあります。
ただ、全員が同じように感じるわけではありません。
ここを会社側が勘違いすると、「ゴルフをしない人がおかしい」という空気になってしまいます。
会社のゴルフは、参加したい人にとってはコミュニケーションの場。
でも、参加したくない人にまで無理に押し付けるものではない。
このくらいの距離感がちょうどいいと思います。
会社のゴルフにはどんなメリットがある?
会社のゴルフが長く続いているのには、それなりの理由もあります。
ゴルフは18ホールを一緒に回るので、自然と話す時間が長くなります。
仕事中なら「お疲れさまです」で終わるような相手でも、ゴルフ場では、
「最近ゴルフ始めたんですか?」
「このクラブ使いやすいですよ」
「昨日の仕事、大変でしたね」
なんて話ができます。
取引先とのラウンドでも、普段の商談とは違う雰囲気で話せることがあります。
こうした時間をきっかけに、人間関係が良くなることは確かにあります。
ただし、ここで勘違いしたくないのが、「メリットがある」ことと「全員が参加するべき」ことは別だということです。
ゴルフが好きな人にはメリットがあっても、ゴルフをしない人には同じメリットがあるとは限りません。
「ゴルフをしないと出世できない」は本当?
会社のゴルフについて検索している人が、かなり気になるのがここだと思います。
「ゴルフをやらないと出世できないの?」
昔ながらの職場では、ゴルフが上司との付き合いのひとつになっていることがあります。
一緒にラウンドする機会が多ければ、仕事以外の話をする時間も増えます。
その意味では、ゴルフをすることで人間関係を築きやすくなるケースはあるでしょう。
ただ、それと「ゴルフをしないと出世できない」は別の話です。
会社の評価制度や職場の文化によっても違いますし、仕事の成果や能力よりも、休日のゴルフへの参加を重視することが適切なのかという問題もあります。
もし、
「ゴルフに参加しないから評価を下げる」
「コンペに来ない人には重要な仕事を任せない」
など、ゴルフへの参加を理由に仕事上の不利益を受けているのであれば、単なる付き合いの問題ではなくなってきます。
ゴルフが好きなら参加する。
やりたくなければ断る。
その選択と仕事の評価は、本来別に考えたいところです。
ゴルフをしない人が職場で感じる「置いていかれる感」
ゴルフをしないこと自体より、僕が気になるのはこっちです。
ゴルフに行く人たちだけで仲良くなってしまう。
ラウンド後の食事で仕事の話が出る。
「あのときのゴルフでさ……」という話題が職場でも続く。
これが積み重なると、ゴルフをしない人が「自分だけ知らない話が多い」と感じることがあります。
もちろん、趣味の合う人同士が仲良くなることは悪いことではありません。
問題なのは、その人間関係が仕事上の扱いにまで影響してしまう場合です。
ゴルフをする人だけに情報が集まったり、ゴルフに参加しない人だけが人間関係から外されたりするなら、職場としては少し考える必要があります。
「ゴルフをしない=付き合いが悪い人」
という見方をされるのは、ゴルフをしない側からするとかなりしんどいものです。
会社のゴルフで起こりやすいトラブル

会社のゴルフは、普通に楽しめれば問題ありません。
ただ、仕事の上下関係がそのままゴルフ場に持ち込まれると、話が変わってきます。
特に気をつけたいのが、次のようなケースです。
- 上司から何度断ってもゴルフに誘われる
- 「会社の付き合いだから」と参加を強制される
- ゴルフに参加しないことを責められる
- 初心者なのにミスを何度も馬鹿にされる
- スコアが悪いことを理由に怒られる
- 「もっと練習してから来い」と言われる
- ゴルフの腕前を仕事の能力と結びつけられる
- コンペへの参加を断ったことで嫌味を言われる
- ゴルフに参加する人としない人で仕事上の扱いが変わる
こういうことが続くと、ゴルフが嫌になるのは当然だと思います。
特に初心者の場合、ただでさえ「みんなに迷惑をかけないかな」と緊張しています。
そこで上司から、
「なんでそんなところに打つの?」
なんて言われたら、次のショットはさらに打ちにくくなります。
ゴルフはただでさえミスが出るスポーツです。
そこに会社の人間関係まで乗ってくると、楽しむどころではありません。
ゴルフ初心者へのプレッシャーもゴルハラになる?
会社のゴルフに初めて参加する人は、スコアだけでもかなり緊張します。
ルールがよく分からない。
クラブを何本持っていけばいいか分からない。
グリーンでどう動けばいいか分からない。
そもそも、ボールがちゃんと前に飛ぶかも分からない。
そんな状態で上司や取引先とラウンドするわけです。
初心者に対して「迷惑をかけないように」と必要以上のプレッシャーをかけるのではなく、ある程度ミスするものとして接してもらえると助かります。
ゴルフコンペへの参加を強制されたらどうする?
「今度のコンペ、参加でいいよね?」
この一言が、ただのお誘いなのか、実質的な強制なのか。
ここは状況を分けて考えたほうがいいです。
一度誘われただけなら、普通の社内コミュニケーションかもしれません。
「今回は予定があって参加できません」
と断れば、それで終わる話です。
問題は、断った後です。
何度も誘われる。
参加しない理由をしつこく聞かれる。
「付き合いが悪い」と言われる。
参加しないことを仕事と結びつけられる。
こうなると、単なるゴルフのお誘いとは言いづらくなります。
まずは、感情的にならずに自分の意思を伝えてみる。
それでも改善しないなら、やり取りを記録しておく。
そして必要に応じて、上司以外の相談先を探す。
いきなり大きな問題にする必要はありませんが、我慢し続ける必要もありません。
ゴルフコンペを断るときは「理由を作りすぎない」
会社のゴルフを断るとき、つい長い言い訳をしてしまいがちです。
「その日はちょっと予定があって……」
「最近忙しくて……」
「家族に確認しないと……」
僕なら、あまり細かく説明しないようにします。
理由を細かく話すほど、
「じゃあ来週なら?」
「午後からなら大丈夫?」
と、別の提案をされることがあるからです。
「今回は予定があるので参加できません」
くらいで十分なケースもあります。
何度も断るのが気まずいなら、
「ゴルフ自体は嫌いではないんですが、休日は家族との時間を優先しています」
のように、自分の基準を伝える方法もあります。
大事なのは、毎回違う理由を考えることではなく、「自分は会社のゴルフにどこまで参加するのか」を決めておくことだと思います。
ゴルハラを受けたと感じたら、まず何をする?
もし会社のゴルフで嫌な思いをしているなら、最初から「法的手段を取るべき?」と考えなくても大丈夫です。
まずは事実を整理します。
いつ、誰から、何を言われたのか。
ゴルフへの参加を断った後、何が起きたのか。
仕事上で不利益があったのか。
メールやチャットなどの記録が残っているのか。
このあたりをメモしておくだけでも違います。
感情だけで「ハラスメントです」と訴えるより、
「○月○日に参加を断ったところ、○○と言われました」
「その後、○○の仕事から外されました」
と具体的に話せたほうが、相談する側も状況を把握しやすくなります。
上司に相談しづらいなら、人事など別の窓口へ
相手が直属の上司なら、その上司本人に相談するのが難しいこともあります。
その場合は、さらに上の上司、人事・総務、社内の相談窓口など、別のルートを検討します。
会社によって相談先は違うので、就業規則や社内ポータルなどを確認してみるのもいいと思います。
そして、会社に相談しても改善しない場合や、明らかな不利益を受けている場合には、社外の相談窓口や専門家へ相談する方法もあります。
ここは「ゴルフのトラブルだから」と小さく考えないほうがいいところです。
問題になっているのがゴルフそのものではなく、職場での強制や嫌がらせ、仕事上の不利益であれば、仕事の問題として考える必要があります。
ゴルフをする人もしない人も、働きやすい職場がいい
僕はゴルフが好きなので、会社の人とゴルフに行くこと自体を否定するつもりはありません。
むしろ、うまくハマればかなり楽しいです。
普段仕事では話さないようなことを話せたり、上司と変な上下関係を忘れて笑えたりする。
そういう時間は、ゴルフならではだと思います。
ただ、それは参加する本人が納得しているからこそ楽しいんですよね。
ゴルフが好きな人にはゴルフ。
ゴルフをしない人には食事や飲み会、社内イベントなど。
コミュニケーションの方法がゴルフだけである必要はありません。
「ゴルフに来ないから付き合いが悪い」
ではなく、
「ゴルフ好きなら一緒に行こう」
くらいの関係が一番気楽です。
ゴルフは仕事を円滑にするための道具になることもあります。
でも、仕事をするためにゴルフをしなければならないわけではありません。
この線引きができている職場なら、ゴルフ好きの人も、ゴルフをしない人も、それぞれ気持ちよく働けるはずです。
そして、もし今あなたが会社のゴルフに悩んでいるなら、まず考えてほしいのは「自分はゴルフが嫌なのか、それとも会社の付き合いとしてのゴルフが嫌なのか」ということ。
ここが分かるだけでも、次にどうするかは少し見えてきます。
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ゴルフ以外にも、会社で人間関係を築く方法はある
会社のコミュニケーションと聞くと、飲み会やゴルフを思い浮かべる人もいるかもしれません。
でも、別にゴルフじゃなくてもいいんですよね。
ランチを一緒に食べる。
仕事終わりに少し話す。
部署をまたいだミーティングをする。
社内でちょっとしたイベントを企画する。
こうした何気ない時間でも、普段あまり話さない人と距離を縮めるきっかけになります。
僕自身、ゴルフをやるようになって感じるのは、人と仲良くなるために必要なのは「ゴルフ」という趣味そのものではなく、一緒に話す時間なんじゃないかということです。
ゴルフなら4人で数時間一緒にいるので、たしかに会話は増えます。
でも、それをゴルフだけに頼る必要はありません。
むしろ、ゴルフをしない人がいるなら、その人も参加しやすい方法を用意したほうが、会社としては自然だと思います。
「ゴルフに参加しない=付き合いが悪い」にしない
ここは会社側にも考えてほしいところです。
ゴルフが好きな人は、休日にゴルフへ行けばいい。
ゴルフをしない人は、無理に参加しなくてもいい。
それでも仕事上のコミュニケーションは取れる。
この状態が一番健全だと思います。
ゴルフコンペに参加した人だけで仕事の重要な話をしたり、ゴルフに来なかった人を「付き合いが悪い」と判断したりすると、参加しない側はどんどん肩身が狭くなります。
「今度コンペあるけど、興味があれば参加してね」
くらいなら気軽です。
「会社の人間関係を作るならゴルフをやるのが当たり前」
となってしまうと、話は変わってきます。
ゴルフがなくても、仕事の信頼関係は作れる
仕事で大切なのは、結局のところ「この人なら安心して仕事を任せられる」と思ってもらえることだと思います。
それは、ゴルフのスコアで決まるものではありません。
約束を守る。
連絡をきちんとする。
困っている人がいたら助ける。
仕事でミスをしたらきちんと報告する。
こういう普段の積み重ねでも、信頼関係は作れます。
だから、会社のゴルフに参加できないからといって、「自分は人間関係を築けない」と考える必要はありません。
ゴルフが好きなら、ゴルフを使えばいい。
ゴルフをしないなら、自分に合ったコミュニケーション方法を探せばいい。
会社の付き合い方は、ゴルフだけじゃない。
僕はこのくらいの考え方でいいと思っています。

















