「ゴルフが上手くなりたいなら、もっと練習しないと」
ゴルフを始めた頃から、何となくそう思っていました。
でも、サラリーマンをやっていると、これがなかなか難しい。
仕事が終わる時間は毎日同じではない。
帰宅して、ご飯を食べて、少し休んだらもう寝る時間。
「今日は打ちっぱなしに行こう」と思っていたのに、気づいたらソファでスマホを見ながら寝落ちしている。
……ゴルファーあるあるだと思いたい。
僕だけではないはずです。
休日だって、毎回ゴルフの練習だけをしているわけにはいきません。
家のこともあるし、予定もある。
そんな生活の中でゴルフを続けながら、100切りを目指してきました。
そして今は、ベスト86を目指して、また少しずつ練習しています。
ここで面白いのが、100切りを達成したからといって、練習時間が急に増えたわけではないということです。
むしろ、限られた時間の中で「何をやるか」を考えるようになりました。
以前は、時間があれば打ちっぱなしへ行って、たくさん球を打つ。
今は、30分しかないなら30分でできることをやる。
練習できない週があっても、そこで全部諦めない。
この違いは結構大きかったと思います。
この記事では、仕事をしながらゴルフを続けてきた僕が、100切りを目指していた頃からベスト86を目指す今まで、どんなふうに練習時間を使ってきたのかを書いてみます。
「仕事が忙しくてゴルフの練習時間が取れない」
そんな人に読んでもらえたら嬉しいです。
サラリーマンだとゴルフの時間は限られる

ゴルフを始めたばかりの頃は、「上手くなりたいなら練習すればいい」と簡単に考えていました。
もちろん間違ってはいない。
でも、実際に仕事をしながらゴルフを続けてみると、話はそんなに単純じゃありませんでした。
平日の朝から仕事。
帰りが遅くなる日もある。
家に帰ってから練習に行こうと思っていても、体力が残っていない。
「今日は疲れたから明日にしよう」
これを何回やったことか。
そして次の日になる。
「昨日行けなかったから今日は行こう」
と思う。
ところが仕事が長引く。
また行けない。
ゴルフの練習予定だけが、まるで未読メールのように積み上がっていく。
こうなると、「自分はゴルフが上手くなれないんじゃないか」と思ってしまう。
でも、100切りを目指して実際に続けてみて感じたのは、毎週たくさん練習することより、できる範囲でゴルフを続けることのほうが大事だったということです。
もちろん、毎日のように練習できるなら、それに越したことはありません。
でも僕には無理でした。
仕事を辞めてゴルフだけするわけにもいかない。
そんなことをしたら、ゴルフどころかゴルフ場の予約画面すら開けなくなる。
だから、「練習時間が少ない」という前提で考えるようになりました。
100切り前はどんな練習をしていたか
100切りを目指していた頃は、とにかく打ちっぱなしに行くことを重視していました。
時間ができたら練習。
仕事が早く終わったら練習。
休日に予定がなければ練習。
そして打ちっぱなしに行ったら、ドライバーから始める。
やっぱりドライバーは楽しい。
ボールがきれいに飛ぶと気持ちいい。
「今のは良かった」
「もう一球」
これをやっていると、あっという間に時間が過ぎます。
本当はアイアンを練習しようと思っていたのに、気づけばドライバーを打ち続けている。
ゴルフ練習場の罠です。
僕だけでしょうか。
100切り前は、今よりも「球数」を気にしていました。
今日は何球打った。
これだけ練習した。
そういう数字が、そのまま「頑張った感」になっていた。
ただ、今振り返ると、練習の目的は少し曖昧でした。
ドライバーを打つ。
アイアンを打つ。
ウェッジを打つ。
最後にアプローチ。
一通り打てば、何となく練習した気になる。
もちろん、それでも少しずつ上達はしていったと思います。
でも、ラウンドになると練習場とは違う。
練習場では、ミスしても次の球があります。
右に飛んだ。
じゃあ次。
トップした。
じゃあ次。
ダフった。
じゃあ次。
ところがゴルフ場では、「じゃあ次」がありません。
その1球がそのままスコアになります。
100切りを目指すようになってから、この違いをかなり意識するようになりました。
平日にできる練習
仕事がある平日は、まとまった練習時間を確保するのが難しい。
そこで、「平日に1時間練習する」という考え方を少しやめました。
1時間が取れないなら、30分。
30分が無理なら、家で少し。
何もできない日があってもいい。
これくらいに考えるようになりました。
平日に打ちっぱなしへ行ける日は、なるべく目的を決めます。
例えば、
「今日はドライバーの確認」
「今日はアイアン」
「今日はアプローチ中心」
という感じ。
以前の僕なら、せっかく練習場に来たんだから全部打ちたくなっていました。
でも、限られた時間で全部やろうとすると、結局どれも中途半端になる。
特に仕事終わりは体も疲れています。
そんな状態でドライバーを振り回していると、途中からスイングというより「早く帰りたい人の素振り」みたいになってくる。
だから、今はその日の状態も見ます。
疲れているなら無理をしない。
調子が悪いなら、無理やり修正しようとしない。
短い時間でも、「今日はこれを確認した」と思える練習にする。
これだけでも気持ちが楽になりました。
30分しかないときに何をするか
個人的には、ここがサラリーマンゴルファーにとってかなり重要だと思っています。
「30分しかないから今日は練習しない」
ではなく、
「30分あるから、30分だけやる」
にする。
これだけ。
30分なら、すべてのクラブを練習する必要はありません。
むしろ、やらないほうがいいと思うこともあります。
例えば、ラウンドが近いなら、アプローチを中心にする。
ドライバーが最近不安なら、ティーショットを意識して打つ。
アイアンの距離感が怪しいなら、そこを確認する。
全部を完璧にしようとしない。
30分しかないときに僕が一番避けたいのは、
「せっかく来たんだから全部やらなきゃ」
という考え方です。
これをやると、最初の10分でドライバーを打ちすぎる。
残り20分しかない。
焦る。
アイアンを急いで打つ。
アプローチを少しだけ。
終了。
結局、何を練習したのかよく分からない。
以前はこれを何度もやっていました。
今なら、最初から「今日はこれ」と決めます。
30分しかないなら、それでいい。
30分で一つでも確認できれば、その練習は無駄ではありません。
そして意外と、この「短時間でも練習する」という考え方が、長くゴルフを続けるうえでは大きかったと思います。
休日に打ちっぱなしへ行くとき
休日は平日より時間を取りやすい。
だからといって、朝から晩まで練習するわけではありません。
休日だからこそ、ラウンドをイメージした練習をしたい。
100切りを目指していた頃は、「たくさん打てる日=たくさん打つ日」になりがちでした。
でも今は、時間があるときほど練習内容を考えます。
例えば、
ドライバー。
アイアン。
ウェッジ。
アプローチ。
そして、最後にラウンドを想定して打つ。
ここでは同じクラブを連続して何球も打たないようにする。
ドライバーを1球。
次はアイアン。
その次はウェッジ。
またドライバー。
そんな感じです。
実際のラウンドでは、ドライバーを10回連続で打つことなんてありません。
1番でドライバーを打ったら、次はセカンドショット。
そこからアプローチ。
そしてパター。
だから練習でも、少しだけ本番に近づける。
ミスしても打ち直さない。
「今のはダメだったからもう一球」ではなく、そのまま次のクラブへ行く。
これをやると、意外と緊張する。
練習場なのに、「今の一球をちゃんと打たなきゃ」という感覚が出てくる。
その感じが、本番では結構大事だったりします。
家でやる練習
忙しいときに助かったのが、家でできることです。
もちろん家の中でボールを打つわけではありません。
家の壁にボールを当てたら、たぶんゴルフの上達より先に家庭内でのスコアが大きく崩れます。
家ではクラブを持って、スイングの動きを確認したり、パターを練習したりします。
特にパターは、ボールを転がせるスペースさえあれば、短時間でもできます。
パターは地味です。
ドライバーのような爽快感もない。
「今日はパターを練習したぞ!」
という達成感も、ドライバーを飛ばしたときほど大きくない。
でも、スコアを考えると無視できません。
100切りを目指していた頃は、練習場でドライバーを打っている時間のほうが長かった。
今考えると、ちょっと偏っていた。
家で5分、10分だけでもパターに触れる。
これなら仕事が遅くなった日でもできます。
毎日やらなければいけないとは思っていません。
できる日にやる。
それくらいで十分。
ゴルフは長期戦なので、無理な練習計画を作って途中で嫌になるほうがもったいないと思っています。
練習できない週はどうするか
これもサラリーマンゴルファーには避けて通れない問題です。
仕事が忙しい週。
残業が続く週。
家の予定が多い週。
気づいたら一度もクラブを握っていない。
あります。
普通にあります。
そして、昔はそんな週があると焦っていました。
「全然練習してない」
「次のラウンド大丈夫かな」
「もっと練習しないと」
と考える。
その結果、次の休日に大量に球を打つ。
そして疲れる。
場合によってはスイングが変になる。
今は、もう少し割り切るようになりました。
練習できない週があっても、それまでの練習が全部消えるわけではありません。
一週間ゴルフをしなかったからといって、突然クラブの握り方を忘れるわけでもない。
もちろん感覚が鈍ることはあります。
でも、そこからまた戻せばいい。
むしろ練習できなかったことを気にしすぎて、次の練習で無理をするほうが怖い。
だから練習できなかった週は、
「今週は仕事を頑張った。次に時間ができたら少しクラブを振ろう」
くらいで考えています。
ゴルフだけが人生ではありません。
……とは言いながら、仕事中にゴルフのことを考えている時間は結構あります。
これは改善したほうがいいかもしれません。
100切り後も「練習時間が増えた」わけではない

ここが、この記事で一番伝えたいところです。
100切りを達成してから、僕の練習時間が劇的に増えたわけではありません。
毎日練習できるようになったわけでもない。
仕事が忙しいことも変わらない。
それでも、ゴルフとの付き合い方は変わりました。
100切り前は、
「時間があるから練習する」
という感覚が強かった。
100切り後は、
「時間が少なくても、その時間で何をするか」
を考えるようになった。
この差はかなり大きい。
例えば30分あったら、
「30分しかない」
ではなく、
「30分あればアプローチはできる」
と思える。
15分なら、
「パターだけやろう」
と思える。
打ちっぱなしに行けないなら、家でクラブを握る。
それもできなければ、次のラウンドのコースを見ておく。
ゴルフとの接点を完全になくさない。
これを意識するようになりました。
100切りを達成すると「練習の目的」が変わってくる
100切りを目指していたときは、目標がかなり明確でした。
「100を切りたい」
だから練習する。
それ自体はすごく分かりやすい。
僕も100という数字を何度も意識しました。
あと何打。
ここでダブルボギーを打ったらどうなる。
OBを打ったら苦しくなる。
3パットを減らしたい。
そんなことを考えながらラウンドしていました。
そして、100を切った。
すると、次の目標をどうするか考える。
そこで出てきたのが、86という数字でした。
ベスト86。
ここから先は、100切り前とは違った難しさがあります。
100切りなら、大叩きを減らすことがかなり大きい。
でも86を目指すなら、それだけでは足りない。
ボギーを減らす。
パーを増やす。
チャンスが来たら取る。
ミスしても次の一打でリカバリーする。
そのためには、単純に「もっと練習する」だけではなく、練習内容そのものを考える必要がある。
だから、今は練習時間を増やすことより、練習の質を少しずつ変えていきたいと思っています。
ベスト86を出すまでに感じた練習時間の使い方
ベスト86を目指すようになって、改めて思うのは、ゴルフの上達は練習時間だけでは決まらないということです。
もちろん、練習は必要です。
クラブを振らなければ上手くならない。
ボールを打たなければ、自分のミスも分からない。
でも、サラリーマンには時間の制限がある。
だったら、その制限の中でやるしかない。
僕の場合は、
「平日に毎日1時間」
みたいな目標は現実的ではありません。
それより、
「今日は30分あるからこれをやる」
「休日は少し時間があるからラウンドを想定して練習する」
「今週は無理だったから、来週またやる」
という考え方のほうが続きました。
そして、100切りを達成してからは、さらに「何をやらないか」も考えるようになりました。
これが意外と大きい。
練習時間が限られているなら、全部やろうとしない。
自分の弱いところに時間を使う。
今の自分に必要なことを優先する。
例えば、ドライバーが気持ちよく飛んでいる日に、さらに50球打って気分よく帰る。
それも楽しい。
でも、もしアプローチが課題なら、そちらに時間を使ったほうが次のラウンドにはつながるかもしれない。
このあたりは、100切りを目指していた頃より、かなり考えるようになりました。
忙しいからこそ「練習できた日」を大事にする

仕事が忙しいと、どうしても「練習できなかった日」に目が行きます。
月曜日、できなかった。
火曜日、できなかった。
水曜日、残業。
木曜日、疲れた。
金曜日、飲み会。
……気づけば週末。
こうなると、「今週は何もできなかった」と思ってしまう。
でも、そこで「今週はダメだった」と考えて終わる必要はない。
土曜日に30分だけでも練習する。
それだけでいい。
むしろ、忙しい中で時間を作って練習場へ行った日は、少し嬉しい。
受付でボールを買った瞬間に、
「よし、今日はやるぞ」
となる。
そして最初の一球を打つ。
ダフる。
「……今日はやめようかな」
となる。
でも次の球はちゃんと打つ。
こういう小さな積み重ねだったと思います。
ゴルフの練習って、毎回劇的に上手くなるわけではありません。
「今日の練習で人生が変わった!」
なんてことは、なかなか起きない。
でも、昨日より少しだけ自分の球を理解する。
前回より一つだけミスを減らす。
そういう日が積み重なっていく。
100切りも、その先の86も、結局はその延長なんだと思っています。
ゴルフの練習時間は「長さ」より「続けられるか」
以前は、練習時間が長いほど上手くなると思っていました。
今は少し違います。
もちろん、練習量が必要な場面はあります。
でも、無理をして一気に練習して、その後しばらくゴルフをしなくなるより、
短い時間でも定期的にクラブを握る
ほうが、自分には合っていました。
特に仕事をしながら100切りを目指すなら、完璧な練習計画を作る必要はないと思っています。
「毎週○曜日に○時間」
と決めても、仕事で崩れたら全部嫌になる。
それより、
「時間ができたら練習する」
「30分なら30分だけやる」
「家ならパターを少しやる」
くらいの柔軟さがあったほうが続く。
僕自身、予定通りにいかなかったことは何度もあります。
それでもゴルフをやめずに続けてきた。
それが、100切りにつながった一つの理由だったのかなと思っています。
ベスト86の先にあるもの
今はベスト86。
でも、ここで終わりではありません。
むしろ、ここからまた新しい目標が出てきます。
次はもっと安定して90台前半を出したい。
さらにその先では80台を安定させたい。
そして、いつか90切りも目指したい。
ただ、目標が大きくなっても、仕事が忙しいことは変わりません。
明日から急に毎日3時間練習できるようになるわけでもない。
だから、これからも限られた時間の中でゴルフを続けていくことになります。
たぶん、練習できない週もあります。
打ちっぱなしに行って、思ったように当たらない日もある。
せっかく作った時間なのに、ドライバーが右へ右へ飛んでいく日もある。
「今日は何しに来たんだろう」と思う日もある。
それでも、また次の週にクラブを握る。
それでいいと思っています。
100切りを目指していた頃の自分に伝えるなら、
「もっと練習しろ」ではなく、「できる日に少しでもやればいい」
と言いたいです。
そして、球数を増やすことだけを考えなくてもいい。
30分しかないなら30分。
15分なら15分。
5分ならパターだけ。
できなければ、また次。
そんな感じでも、ゴルフは続けられる。
100切りを達成した今、そしてベスト86の先を目指している今だからこそ、そう思います。
仕事をしながらゴルフを続ける。
練習時間は限られている。
それでも、少しずつ上手くなっていく。
その過程が、僕は結構好きです。
次のラウンドでは86を更新できるのか。
それとも、また100切り前のような大叩きをしてしまうのか。
そこはまだ分かりません。
でも、また仕事の合間を見つけて練習場へ行きます。
たぶん最初の一球は、またダフるかもしれません。
そのときは……二球目に期待します。

















